来シーズン参戦チームを色々まとめてみました
Mild Seven Renault F1 Team
Constructor: Renault
Nationality: France
Chassis: Renault R26 <- Renault R25
Engine: Renault RS26(2.4L-V8) <- Renault RS25(3.0L-V10)
Tyres: Michelin
今期、見事に安定したパフォーマンスを見せたワークス・ルノーですが、最後までV10エンジンの開発に力を注ぎすぎたためか、現在V8エンジンの開発が最も遅れていると噂されている。V8エンジン時代に、V10エンジンへの流れを作ったルノーなだけに、やはりV8は苦手なのかもしれない・・・
West McLaren Mercedes
Constructor: McLaren-Mercedes
Nationality: United Kingdom
Chassis: McLaren MP5(?) <- McLaren MP4-20
Engine: Mercedes-Benz ???(2.4L-V8) <- Mercedes-Benz FO110R(3.0L-V10)
Tyres: Michelin
今期はスーパーパフォーマンスを見せ、圧倒的な早さを見せつけたマクラーレンですが、メルセデスエンジンの信頼性が著し欠落していたために、タイトルを得られなかった悲しいチームですが、当初V8エンジンの開発にもかなり遅れていると言われていたが、どうやらそれなりに物は出来上がっているらしい・・・ただし今年の事を考えると信頼性はかなり不安です
Scuderia Ferrari Marlboro
Constructor: Ferrari
Nationality: Italy
Chassis: Ferrari F2006 <- Ferrari F2005
Engine: Ferrari Tipo ???(2.4L-V8) <- Ferrari Tipo 055(3.0L-V10)
Tyres: Bridgestone
今年は開幕2戦までF2004の改造車を投入していたフェラーリ。F2004の出来があまりに良かっただけに繰り上げ投入したF2005の失敗ぶりが凄まじく、結局最後までパットしなかったわけですが、現在何とか動き出したV8エンジンをまたもやF2004改でテスト中。もしかしたら来期も開幕はF2004 '06 Edition???
Panasonic Toyota Racing
Constructor: Toyota
Nationality: Japan
Chassis: TOYOTA TF106 <- TOYOTA TF105
Engine: TOYOTA RVX-06(2.4L-V8) <- TOYOTA RVX-05(3.0L-V10)
Tyres: Bridgestone <- Michelin
今年ガスコインの起用で一気にトップチームの仲間入りを果たしたトヨタ。アメリカGPさえなければ、フェラーリを抜いてコンストラクター3位は間違いなかった訳で、ちょっぴり悲しくもあり、来期ブリヂストン移行で今度こそガチンコでフェラーリ抜きを演じてくれるはず。V8はトヨタの得意分野なだけにかなり期待出来るのではないでしょうか?
WilliamsF1 Team <- BMW WilliamsF1 Team
Constructor: Williams-Cosworth <- BMW-Williams
Nationality: United Kingdom
Chassis: Williams FW28 <- Williams FW27
Engine: Ford/Cosworth TJ 2006(2.4L-V8) <- BMW P84/5(3.0L-V10)
Tyres: Michelin
昨年のWilliamsの不振からかBMWとの密接な関係に罅が入り、今年はエンジン開発にやる気がなく、ちまちまポイントを取ってきたウィリアムズ。今期かなりの早い段階でBMWが独立宣言をし、開発費を全て来期に過ぎ込まれてしまったグダグダシーズンを送った訳ですが、来期はエンジンをV8実績No.1のコスワース(フォード)に変更し巻き返しを図る・・・が、どうなんでしょう。よく分かりません
Honda Racing F1 Team <- Lucky Strike B.A.R Honda
Constructor: Honda <- BAR-Honda
Nationality: United Kingdom
Chassis: Honda 008 <- B.A.R Honda 007
Engine: Honda RA006E(2.4L-V8) <- Honda RA005E(3.0L-V10)
Tyres: Michelin
BATから全株式を取得したホンダ。日本籍でエントリーしてるのかは不明ですが、たぶん日本自動車連盟からホンダにスーパーライセンスを与えたとの報道がないので、たぶんイギリス籍で参戦する事でしょう。ホンダは自動車メーカーというよりエンジンメーカーという色が強いので、きっとV10だろうがV8だろうがトップレベルのエンジンを作ってくる事は間違いないでしょう。後はトヨタのように正しいエアロダイナミクスを発見できるかどうかにかかってるのではないでしょうか?
Red Bull Racing
Constructor: Red Bull Racing
Nationality: Austria
Chassis: Red Bull RB2 <- Red Bull RB1
Engine: Ferrari Tipo ???(2.4L-V8) <- Ford/Cosworth TJ 2005 Series 10(3.0L-V10)
Tyres: Bridgestone <- Michelin
オーストリアの清涼飲料メーカー「レッド・ブル」。今期はジャガーを買収しての参戦でしたが、豊富な資金力と来期のフェラーリエンジンにブリジストンタイヤと言う事で、フェラーリが資金不足で苦しむ中、もしかすると本家フェラーリをも凌ぐパフォーマンスを見せるかもしれません。かなりの注目株です
BMW Sauber <- Sauber Petronas
Constructor: BMW-Sauber <- Sauber-Petronas
Nationality: Switzerland
Chassis: BMW Sauber C25(?) <- Sauber C24
Engine: BMW P86 V8(2.4L-V8) <- Ferrari/Petronas 05A(3.0L-V10)
Tyres: Michelin
Williamsに見切りを付けたBMWですが、今年はさっさとエンジン開発を切り上げ、来期ワークス参戦のためにエンジン開発費を注いできた。またザウバーは、フェラーリの型落ちエンジンを2レース1エンジンルールに対応するために回転数を落として戦ってきたが、コストパフォーマンスの悪いフェラーリギアボックスを捨て、ザウバー純正ギアボックスも開発し、またザウバー史上傑作と言われるシャシーで、時にはフェラーリをも凌ぐ早さを見せた。BMWがこの素晴らしいエンジニアを引き続き雇用し、彼らのためにチーム名にザウバーの名を残している。来期は彼らの意外な実力と、BMWの2年分の開発費を注ぎ込んだエンジンとで、BMW返り咲きを果たせるか注目です
MF1 Racing <- Jordan Grand Prix
Constructor: Midland-Toyota <- Jordan-Toyota
Nationality: Russia <- Ireland
Chassis: MF1 TOYOTA M16 <- Jordan EJ15
Engine: TOYOTA RVX-06(2.4L-V8) <- TOYOTA RVX-05(3.0L-V10)
Tyres: Bridgestone
今年はエントリーまでに買収が間に合わず、ミッドランドの名前のないままチーム運営をしており、ミッドランドの名前のないチームに金はかけられないとのオーナーのお言葉により、開発がほとんどされていなかったジョーダン。しかし来期は晴れてジョーダンの冠がはずれ、MF1 Racingとしての参戦。なぜかまたもやミッドランドの名前がないのは世界中から不思議がられていますが、トヨタ・ワークスチームと全く同じエンジンを使用し、シャシーの開発にもそのシャシー名からトヨタが大きく関わっている事は明白。さらにタイヤもトヨタと同じブリヂストンで、ほぼ「トヨタBチーム」であるミッドランド。もしかしたらもしかするかもしれません
Squadora Toro Rosso <- Minardi F1 Team
Constructor: Toro Rosso <- Minardi
Nationality: Italy
Chassis: TR06(?) <- Minardi PS05
Engine: Ford/Cosworth TJ2005 Series 10(3.0L-V10)
Tyers: Bridgestone
F1最弱チームにして最後のプライベーター「ミナルディ」も、今年レッドブルに買収され、来期からレッドブルBチームとして参戦。スクアドラ・トロ・ロッソとはイタリア語で「チーム・レッド・ブル」の意。来期はミナルディがお金がないという事で「今期仕様の3L-V10エンジンにFIAから支給されたリミッターを付けての参戦」が認められているが、レッド・ブルに買収された今「お金なんて腐るほどあるのに・・・」との声が囁かれている。また各エンジンメーカーからは、「現在支給予定のリミッターでは2.4L-V8エンジンよりも速い」と言われており、巨額の資金を全てシャシーの開発費に回せるという事もあり、一番の大穴になる可能性は大!
Super Aguri Formula 1 (Super Aguri F1 Team?)
Constructor: Super Aguri
Nationality: Japan
Chassis: AGURI
Engine: Honda RA006E(2.4L-V8)
Tyers: Bridgestone
FIAの私的所有物である「Formula 1」をチーム名にしてしまったスーパーアグリですが、たぶんこのチーム名は認められないでしょう。とまぁそのへんはこのチームがFIAから好意的に受け止められている事から、何らかの措置によって参戦は可能と思われますが、果たしてシャシーAGURIは開幕までに開発できるのでしょうか?それが一番の心配です。あとスポンサーは大丈夫?現在のF1は1シーズンの費用は100億円を軽く超えると言われており、TOYOTAに至っては300億円以上もの費用を投じているとか・・・。いったいどこからそんな巨額の資金を捻出するのでしょうか???