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サラリーマンわが道を行く

by t-48n
 
iTunes 7 を試してみた(非常に長いので注意)
先日、Apple Computer から最新の楽曲管理ソフト iTunes 7 がリリースされた。

もはや、携帯音楽プレーヤと言えば「iPod」と言われるほど、アップルの業界独占が進んでいると思いきや、意外と名前だけの広まり感も少しあるようで、シェアも70~80%はあるんだと勝手に思っていたところ、実は出荷台数でも50%もなく、その破格の低価格からか、新型を次々に買ったり、TPOに応じて使い分けたりするユーザーが多いようで、実ユーザーシェアは30~40%程度らしいです。

まぁそれでも十分シェアは高いですが・・・(^_^;

やはり日本人お得意の名前だけ先行というか、一昔前の携帯型のカセット(懐かしいぃ!)とかMDプレーヤと言えばパナソニック製であろうが「ウォークマン!」と言っていたのと同じなんでしょうね。

そんなわけで、(どういうわけ?)、私は生まれてこの方、カセット→CD→MD→デジタルオーディオすべての世代において、正真正銘SONY Walkmanを利用し続けているのですが、iTunes Music Store改め、iTunes Store(最近は電子書籍や映像も配信してるみたい)では、どんな曲でもCDに焼けて44.1KHz/128Kbpsのそこそこ高音質のAACで配信されているらしいとの情報を仕入れたので、(って前から知ってましたけど・・・)まぁ使ったことがないのに批判するのもなんでしょうと思いましたので、最新版がリリースされたことに合わせて早速体験してみました。

一言で言いますと、重い・・・ネットで探ってみると、iTunes 6 まではそこそこ軽かった。と言うか、初物はいつも重たくて、数度のマイナーアップデートで軽くなっていくようです。

と言いつつ、一足先にリリースされたSONYの最新楽曲管理ソフトであるSonicStage CPもそこそこ重いですが、許容範囲内。こっちは体感的にそれ以上のもっちゃり感が有り。明らかに重たいです。SONYの場合、Connect Playerで大きな失敗をしているので、よく反省が生かされているみたいですね。

ちなみに Pentium 4 2.4GHz/メモリー1.5GB です。今時の Mac mini ですら、Core 2 Duo 2GHz 搭載だから、そもそもPC自体にパフォーマンスがないので、重さは仕方ないのか?スペック的には4年も型落ちだもんな・・・

で、お目当てのDRM付きのAACが何でもCD-DA(音楽CD)に出来るって事を確かめるべく
iTunes Store を訪れてみたところ、・・・ ・・・ ・・・ あれ?

J-POP少ねぇ~~~~~!

って言うか、SONY系の音楽配信サイトの「mora」の半分もないんじゃない?という感じです。正確に調べたわけではないので確かではありませんが、確実にメジャー楽曲の数は劣りますね。洋楽もさほど変わりませんね。

それもそのはず、moraでは音楽CDに出来るものと出来ないものもあるんですが、iTunes Storeでは、そのうち音楽CD化出来るものしか置いていないのである!!!(J-POPの話)

そりゃあ何でも焼けるよね・・・

ってな訳で、POPな感じではあるけれども、安っぽいiPodよりちょっと高いけど高級感もありそして何よりも連続再生時間が長~いSONY Network Walkman+SonicStage CP+mora が一番良いと改めて思った連休最終日でありました。

ちなみにmoraでの配信楽曲は、ATRAC3 132Kbpsで、DRMはOpenMG。iTunes Storeでは、MPEG-4 AAC 128Kbpsで、DRMはFairPlayとなっており、相互に互換性は全くないので、現状では一度使い始めると、他社(他形式)に移行することは非常に難しいので、今から始められる方は、良く吟味して始めてください。

ついでに書いておきますと、SONY系であるOpenMGは、携帯プレーヤへの転送回数制限が3~5回と少ないが、チェックイン/チェックアウトという概念がありPCから携帯プレーヤに1度転送(チェックアウト)した楽曲であっても、携帯プレーヤからPCに逆転送(チェックイン)する事で転送制限回数が元に戻る仕組みなっているので、実質転送回数に制限はない。

配信サイトは、SONY系列のmoraとSoftBank系列のYahoo! Music Storeの2つだが、Yahoo! Music Storeはmoraをベースにしているので、Yahoo!ポイントが貯まる事とサイトの使い勝手が異なる以外、楽曲数や値段は全く同じである。

携帯デジタルオーディオプレーヤはSONYのみだが、対応した携帯電話(やっぱりSONY製)もある。また、NetMD対応のMDプレーヤやMDコンポ、車載MD/CDプレーヤでも再生でき、これらはPanasonic等、SONY以外からも発売されている。

一方、Apple系のFairPlayでは、チェックイン/チェックアウトと言う概念はなく、転送する度にどんどん制限回数は減っていくが制限回数は10回と比較的多く設定されている。もともと容量の少ないフラッシュメモリー型から始めたソニーに対して一生分の楽曲を入れておける大容量HDD型から始めたアップルの違いがDRMの制約にも現れているようです。

FairPlay対応の配信サイトは、iTunes Storeのみ。携帯プレーヤもApple社製のみで、今のところ携帯電話には対応していない(海外ではあるらしい)が、iPod内蔵バスケットシューズは発売済み!

またMicrosoftのWindows Media DRM(WMD)では、チェックイン/チェックアウトの概念もなく転送制限も3~5回と少ないが、対応プレーヤや配信サイトを自社開発しないことや、制限事項を配信サイトが自由に設定できたり、プレーヤも数社から発売されておりメーカー囲い込みがないので選択肢が多いのが特徴。

またサイトも数社有り選択肢が多いのが特徴だが、日本においてはレコード会社の力があまりにも強すぎるので料金設定や転送回数制限が異なるわけではない。まぁこれはWMDだけではなく、日本レーベルの楽曲は、moraであろうがiTunes Storeであろうが値段は同じです。

他ではPanasonicが昨年より囲い込みを始めており、DRMに東芝が開発したMQbicを利用しPanasonicが開発したSD-Audio対応のSDメモリーカードのCPRM(著作権保護)を利用した楽曲配信が始まっている。対応プレーヤは、Panasonic製のD-Snapだけでなく、DoCoMoやVodafone(SoftBank)、auなどの音楽携帯が数多く発売している。

ただ、この規格は他と少し性質が異なり少々ややこしいことになっている。基本的な構造は、SD-Audio対応SDメモリーカードにCPRMを付加して音楽データを保存し、対応機器で再生するというものだが、何がややこしいかというと、中身の音楽データが他社のように、例えば、OpenMGならATRAC3とか、WMDならWindows Media Audio(WMA)と言うように形式が決まっておらず、MP3/MPEG-2 AAC(AppleのMPEG-4 AACとは異なる/WMA(Windows Media Audio)のいずれかであれば良いこと。但し何れの形式においてもビットレートは128Kbpsに固定されている。これもややこしさを増す原因で、ビットレートが同じであれば、特に128Kbps程度のビットレートでは、明らかにMP3の音質が悪い。同じ楽曲を同じ価格で購入しても形式によって音質が異なってしまう。

またプレーヤ側もSD-Audio対応のSDメモリーカードスロットを搭載し、いずれかの継起しに対応していればよいと言うことで、つまり、配信サイトでMPEG2-AACで購入したのに、持っている携帯プレーヤがMP3にのみ対応している場合、SD-Audio対応機器であっても再生できないことになる。

現状では、配信サイトは東芝系列のMOOCSのみで、3種類全ての形式で配信しているが、購入後に形式を変換することは出来ないので、プレーヤを変えた場合再生できない可能性がある。

最後にau by KDDIが自社携帯ブランド向けに始めているau LISTEN MOBILE SERVICE(LISMO)がある。

配信形式は、着うたフルで、MPEG-4 AACの上位規格HE-AACを利用し、48Kbpsという低ビットレートで他社同等の音質(au曰く)で提供されている。プレーヤは、LISMO対応のauのWINシリーズのみ。

実際、音質は他社に比べて落ちるが、あくまでもPC上で再生したときの場合で、携帯型プレーヤで聞くと言う状況において、最低限の高音質であり、携帯でダウンロードする時間等を考えた結果、使いやすさと音質の最適な妥協点であると言うことだと思われる。実際知り合いが持っていたので電車で聞いてみたが、音質の違いは分からなかった。

とまぁ世の中、ややこしくて生きにくい時代になったものですが、もともと日本人が与えられて物や環境に対して疑問を抱かず、自ら情報を集めて理解し整理する能力が全くない人があまりに多く、ヨドバシカメラでは、今日も何も理解できないまま売り子の言うがまま商品を買う光景が繰り広げられているのでしょうか・・・
by t-48n | 2006-09-18 23:17 | +pc
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